低カフェイン緑茶という選択肢を知ろう
緑茶には、カテキンやタンニンなどの成分のほかに、カフェインという成分が含まれているのを聞いたことがあると思います。
今回は、最近巷で話題にもなっている「低カフェイン緑茶・デカフェ緑茶(カフェインをほとんど含まない緑茶)」と呼ばれるカフェイン量を調整したお茶についてお話しします。
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目次:
1.カフェインとは
2. 低カフェイン緑茶とは何か?
3. 低カフェイン緑茶の特徴
4. まとめ
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1.カフェインとは
カフェインとは自然界に存在する化学物質で、コーヒーや紅茶、緑茶、ソフトドリンク、エナジードリンクなど、日常的に飲む多くの飲み物に含まれています。カフェインは中枢神経系に作用し、覚醒作用を持っているため、多くの人は眠気覚ましや、仕事や勉強時の集中力を高めたい時などに飲むことが多いと思います。
2.低カフェイン緑茶とは何か?
低カフェイン緑茶は、通常の緑茶に比べてカフェインの含有量が少ない緑茶のことを指します。カフェインは お茶の葉に天然に含まれており、一般的な緑茶にも含まれていますが、その量は茶の種類や製法によって異なります。
低カフェイン緑茶は、茶種による違いの他に製造方法の段階でカフェインを減らしたお茶です。製法にはいくつかありますが基本的には以下の方法があります。
- 茶葉を軽く蒸す
軽く蒸すことでカフェインの一部が茶葉から抽出されます。このプロセスにより、カフェインの含有量が減少します。
- 抽出または洗浄
コーヒーやお茶を、カフェインを抽出するために二酸化炭素などの溶剤で処理する方法があります。このプロセスにより、カフェインが茶葉から取り除かれます。ただし、この方法はカフェイン以外の成分も一部取り除く可能性があるため、風味や栄養価に影響を与えることがあります。
- 低カフェインのお茶の種類
一部の茶の種類は天然にカフェインが少ないことで知られており、これらの茶葉を使用して低カフェイン緑茶を製造することがあります。たとえば、ギューペル茶(白毫茶)やカムカム茶などがあります。
またお茶の製造工程である焙煎を強くすることによりカフェインは減っていく傾向にあります。
そのため、焙煎の強い「ほうじ茶」はカフェインが少ないと言われています。
3.低カフェイン緑茶の魅力
低カフェイン緑茶は、カフェインを気にする方にとって多くの魅力があります。
- カフェイン含有量が低い
低カフェイン緑茶は、通常の緑茶に比べてカフェイン量が低いです。これは、カフェインに対して敏感な人や、夜遅くに飲むことを避けたい人にとって魅力的です。
- 健康的な成分は残る
技術の発達により、カフェイン含有量を減らす工程を経ても、低カフェイン緑茶は他の有効成分は茶葉に留めておくことができます。カテキンやポリフェノールなど、お茶を飲むことで得られるリラックス効果や抗酸化作用は、そのまま変わりません。
- 味わいがマイルド
カフェインは緑茶の苦味や刺激感を引き起こす要因の一つです。低カフェイン緑茶は、通常の緑茶よりも穏やかな味わいを持ち、緑茶の苦渋みが苦手な人は飲みやすく感じるでしょう。
- 睡眠に影響が少ない
低カフェイン緑茶は、そのカフェイン量から通常の緑茶よりも覚醒作用が少ないので、気兼ねなく就寝前に飲むことができます。
低カフェイン緑茶は、カフェインの摂取を制限したい場合や、妊婦の方、授乳中の女性、小さいな子供からお年寄りまで、多くの人に飲んでいただけます。
市場にはさまざまな種類の低カフェイン緑茶が提供されるようになってきたので、好みに合わせて選ぶことができます。
4.まとめ
低カフェイン緑茶は、小さな子供からお年寄りの方まで、そしてカフェイン摂取を制限している方にぴったりの飲み物であることが分かりました。
しかし、技術的にカフェインを完全に取り除くことは難しく、完全なノンカフェインでないことに気をつけなければいけません。
カフェインは適度に摂取することで、体にさまざまな良い効果をもたらす成分でもあるので、正しい知識を身につけ、上手にお茶を飲んでいきましょう。
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