風邪の予防とお茶のカフェイン・カテキンの役割

最近は、朝晩の温度差が20℃以上になる日も珍しくなく、体調を崩す人も多くなる季節です。

冬が近づくにつれ、インフルエンザの流行にも気をつけなければなりません。

今回は、緑茶に含まれる「カフェイン」や「カテキン」が風邪予防にどのような効果をもたらすのかについてお話しします。

 

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目次

  1. 緑茶カフェインと風邪の関係
  2. 緑茶の風邪予防効果に関する研究
  3. 緑茶に含まれるカフェインとの関係
  4. 緑茶を使ったうがいの方法
  5. まとめ

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  1. 緑茶カフェインと風邪の関係

緑茶を飲むことは、風邪の予防になんとなく良いようなイメージを持っている人はとても多いでしょう。

確かに、緑茶には抗酸化物質である「カテキン」が豊富に含まれており、これらの物質は体内の免疫システムを強化し、ウイルスや細菌から身を守るのに役立ちます。また、緑茶に含まれる「リジン」というアミノ酸も、風邪ウイルスの増殖を抑制する可能性があります。

 

同じように緑茶に含まれる「カフェイン」は、一般的に気を引き締め覚醒させる効果があります。風邪の症状に対しては、その効能について気をつけなければいけない点があります。

その効能とは、利尿作用です。コーヒーやエナジードリンクを飲むことで、トイレが近くなるイメージがある通り、カフェインには利尿作用を促進させる強い効能があります。

風邪を引いている時にカフェインを過剰摂取すると、脱水症状を誘発する恐れがあり、喉の渇き・痛みを悪化させることがあるのです。また、過剰なカフェイン摂取をすることで睡眠がよく取れなくなり、体の免疫システムの正常な機能を妨げてしまいます。

風邪症状のときは、緑茶はあくまで水分補給程度に飲み、水やスポーツドリンク等で栄養を補給するようにしましょう。

 2.緑茶の風邪予防効果に関する研究

緑茶の風邪予防効果に関する研究は、緑茶の抗酸化作用免疫強化作用に注目して行われています。

以下は、一般的な研究結果と緑茶が風邪予防にどのように関わる可能性があるかについて記します。

 

  • 抗酸化作用

緑茶には「カテキン」と呼ばれる抗酸化物質が豊富に含まれており、これらの成分は体内の酸化ストレスを減少させる役割を果たします。酸化ストレスは免疫システムを弱め、風邪ウイルスに感染しやすくする可能性が高まります。緑茶を飲むことで、風邪発症のリスクを抑える役割に寄与しているでしょう。

 

  • 免疫強化

緑茶に含まれる「カテキン」は、免疫システムを刺激し、ウイルスや細菌に対する防御力を高める効果があると言われています。これにより、風邪ウイルスに対する免疫応答が向上し、風邪の予防につながります。

 

  • 抗炎症作用

緑茶の成分「カテキン」には抗炎症作用があるとされており、風邪の症状を軽減するのに一定の効果をもたらします。風邪の症状は通常、炎症反応に関連しているので、緑茶の抗炎症作用が風邪症状の軽減に寄与することが伺えます。

 

緑茶による風邪予防に関する研究は現在も日々行われており、明確な結論が出ているわけではありません。

ただし多くの研究者が、緑茶の抗酸化、免疫強化、および抗炎症作用により、風邪予防や症状の軽減に寄与しているという見解を示しています。

緑茶は日常的な飲料として広く世間に認知されていますが、上記の通り風邪の予防にも一定の効果があると伺えます。手洗いやうがい、バランスの取れた食事などと合わせて、健康的な生活を送れるように心がけましょう。

 3.緑茶に含まれるカフェインとの関係

緑茶には「カフェイン」が含まれていますが、その含有量はコーヒーに比べると半分以下程度です。一般的に、緑茶1杯に含まれるカフェインの量は30-50mg程度であり、コーヒーは100-200mg程度になります。

風邪予防のために緑茶を飲むことで、カフェインの摂取量を抑えつつ、抗酸化物質や抗炎症作用など、多くの健康効果を享受することができます。

 

上記に記したように、緑茶とカフェインは風邪の予防に対して良い点と気をつけるべき点がありますが、それを踏まえても緑茶を飲むことが風邪の予防に大きな効果があると考えられます。

カフェイン摂取による脱水症状や睡眠不足には気をつけながら、風邪の予防をして健康に冬を乗り切りましょう!

 4.緑茶を使ったうがいの方法

最後に、緑茶を使用した「うがい」の方法をご紹介します。

 

用意するもの: 緑茶のティーバッグ・お湯

 

手 順

  • 沸騰したお湯を冷ます。適温(70~80℃)になるまで待ちます。

ティーカップに緑茶ティーバッグを入れ、お湯を注ぎ、2分ほど待ちます。

 

  • 緑茶を冷ます(お湯がぬるくなるのを待つか、氷を加えるなど)。

やけどしないよう、冷めた緑茶を口に含みます。

数回繰り返すことで、風邪の予防効果が高まります。

 

緑茶うがいの効果

緑茶でうがいをする時に緑茶を口に含むだけでも、風邪の予防に一定の効果があるとされています。

風邪を予防したいあまりに緑茶を飲みすぎてカフェイン過剰摂取になってしまうよりも、そのリスクを負うことなく、より気軽に風邪の予防をすることができます。

 

私はお茶屋の家に生まれたので、幼い頃から毎朝祖父と並んでお茶うがいをしていたことをよく覚えています。

 

  1. まとめ

緑茶を飲んでいるからと言って、風邪を完全に予防できるわけではありません。風邪予防には健康的な習慣や食生活と組み合わせることが大事です。健康的な食事、適切な睡眠、適度な運動、手洗いなどの感染予防策も合わせて取り組みましょう。

 

寒いときは温かい緑茶を選び、のどの痛みを和らげるために蜂蜜を加えるなどのアレンジも効果的です。

 

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