2024年 3月 20日

おうち抹茶に本格的な茶道具はいらない？

"抹茶を点てる"と聞くと、格式高いイメージがあったり、作法が難しいと思ったり、多くの人は少し身構えてしまうのではないでしょうか。

確かに、伝統や作法を重んじる本格的な流派があったり、着物を着て茶室で厳かに茶会が行われるなど、イメージ通りな面もありますが、近年は抹茶ブームも相まってより身近に抹茶を楽しむシーンが増えてきています。

今回は、よりカジュアルに抹茶をおうちで楽しむ方法についてお話ししていきます。

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必要な道具と材料
抹茶の選び方
抹茶を点てる手順
まとめ

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1. 必要な道具と材料

道具:

茶碗: 抹茶を点てるための器。伝統的には茶碗が使われますが、自宅で簡単に点てるならお椀状のもので代用可能です。
茶筅（ちゃせん）: 抹茶を泡立てるための道具。竹製のものが一般的ですが、洗いやすく分解可能なプラスチック製のものもあります。
茶杓（ちゃしゃく）: 抹茶を計るためのスプーン。約2gの量が一般的です。こちらもおうちにあるスプーンで代用できます。
茶巾（ちゃきん）: 茶碗を拭くための布。清潔で柔らかい布を用意します。こちらも家にある布巾で代用可能。

材料:

抹茶粉末: 色が鮮やかで濃い緑色の抹茶が、一般的に質の良い抹茶と言われています。京都の宇治や愛知の西尾などが抹茶の代表的な産地です。
お湯: 80〜90度の温度が最適です。沸騰させたお湯を湯冷ましさせて使用します。

上記のように、本格的な茶碗や茶杓などがなくても、自宅にあるお椀やスプーンでも代用できそうですね。

2. 抹茶の選び方

抹茶を自宅で楽しむなら、街のお茶屋さんや茶道具屋さんでの購入がおすすめです。

最近ではインターネットで簡単に手に入りますが、店頭でお勧め銘柄や点て方、保存方法など相談できる場合も多く、お勧めです。

初めて抹茶を購入される方は、抹茶の香りと味わいが楽しめ、手の届きやすい販売価格が30gで1000円くらいのものが、価格や品質ともにちょうどよいでしょう。

抹茶は、上級品（高価）になるほど香りがよく、味はまろやかで、苦渋みが少なくなり、旨味（甘み）が濃厚で後味が良くなります。色も上級品になるほど鮮やかなみどり色をしています。

新しい抹茶を購入したいときには、これらを基準に選んでみるのが良いでしょう。

3. 抹茶を点てる手順

茶碗の準備:
- 温めた茶碗に、抹茶を入れます。茶杓（スプーン）で約2gの抹茶を茶碗に入れます。
お湯の注ぎ入れ:
- 茶碗に注ぐお湯は、80〜90度の温度が理想的です。沸騰したお湯を湯冷ましして使用します。
- 少量のお湯を茶碗に注ぎ入れ、抹茶とお湯を混ぜ合わせます。これにより、抹茶がペースト状になります。少量のお湯でペースト状にすることで、抹茶がしっかりと溶けやすくなります。
泡立てる:
- 残りのお湯を茶碗に注ぎ入れます。茶筅を使用して、抹茶とお湯を泡立てます。
- 茶筅を茶碗の中心に差し込み、軽く押しつつ回転させるように泡立てます。泡立てる際には、手首を使って力を入れることで、抹茶とお湯をしっかりと混ぜ合わせます。
- 一定の角度や速度で茶筅を動かすことで、泡立った抹茶を作ります。泡立てる際には、軽い力で緩やかな動きを心がけましょう。
泡立てた抹茶を楽しむ:
- 抹茶を泡立てたら、茶筅を茶碗から取り出します。
- 泡立てた抹茶をゆっくりと楽しみます。一気に飲み干すのではなく、香りや味わいをじっくりと楽しむようにしましょう。

4. まとめ

上記に、抹茶を誰でも簡単に味わえる手順を記しました。

初めて抹茶を点てるときは、うまく泡立てることができなかったりするかもしれません。

しかしせっかくおうちでカジュアルに抹茶を楽しむなら、色々と抹茶の点て方を試行錯誤するのも良いと思います。

点てた抹茶を牛乳で割ってラテにしたり、お菓子作りに使ったりと、アレンジの方法もたくさんあります。

コンビニやスーパーでも抹茶ドリンクは購入できますが、たまには少しこだわった抹茶粉末を買って、自宅にある道具でカジュアルに抹茶を楽しみましょう！

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