お茶は飲み過ぎるとカフェイン中毒になるのか?

お茶は私たち日本人にとって、日常的に飲む飲み物として定着しています。

お茶以外にも、コーヒーや紅茶、その他にも数多くの飲料を飲むと思いますが、それらの飲料にはカフェインが含まれていることがあります。

お茶にも、種類によってその含有量の大小はありますが、カフェインが含まれていることは以前の記事でお話ししました。


【お茶に含まれる成分 "カフェイン"】の記事はこちら↓

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比較的カフェイン含有量が高いと言われるコーヒーやエナジードリンク類を飲み過ぎると、カフェイン中毒の危険性があると言われますが、お茶を飲み過ぎた場合でも同じようにカフェイン中毒になってしまうことはあるのでしょうか。

今回はこちらをテーマにお話をしていきます。

 

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目次:

1.カフェイン中毒の定義

2.カフェイン中毒の症状

3.お茶に含まれるカフェイン含有量

4.まとめ

 

1.カフェイン中毒の定義

カフェイン中毒は、体内に摂取されたカフェインの量が、個々の体重に対して過剰であるときに起こります。

カフェインは中枢神経を刺激する成分であり、摂取されると覚醒感やエネルギーを高める働きがありますが、過剰に摂取すると逆に不快な症状を引き起こす恐れがあります。

日本では、カフェインの体への影響は個人差が大きいという理由から、健康に及ぼす影響を正確に評価することは難しく、カフェインの一日摂取許容量(ADI)は設定されていません。

しかし、オーストリア保健・食品安全局(AGES)では、成人(18歳~65歳)にとって、1回当たり200mg(70 kgの成人の場合:約3 mg/kg体重)までのカフェイン摂取は健康に悪影響を与えることはないとしています。
また、食品等から400mg/日(約5.7mg/kg体重)までのカフェインを毎日摂取しても、妊婦以外の成人にとって健康への懸念はないとしています。

 

2.カフェイン中毒の症状

カフェインが体に及ぼす影響は個人差があるとお話ししましたが、どのような症状が出ると異常を疑った方が良いのでしょうか。以下に記していきます。

  • 頭痛(Headache): カフェイン中毒による頭痛は重い痛みがあり、持続的なものとなることがあります。これは血管が収縮し、拡張する影響があるためです。

  • 眩暈(Dizziness): 頭痛や視覚の不安定感に伴って、眩暈が発生することがあります。これは中枢神経系の過刺激によるものです。

  • 不眠(Insomnia): カフェインは覚醒作用があるため、摂取量が過剰だと寝つきが悪くなり、不眠症の症状が現れることがあります。

  • 手の震え(Tremors): カフェインは中枢神経を刺激し、筋肉の運動を増加させるため、手や体の震えが起こることがあります。

  • 不安や興奮感(Anxiety and Excitement): カフェインは神経系に作用し、興奮感や過度な刺激を引き起こす可能性があります。これにより、不安感や興奮が現れることがあります。

  • 胃の不快感(Upset Stomach): カフェインは胃酸分泌を増加させることがあり、これが胃の不快感や消化不良を引き起こす可能性があります。

3.お茶に含まれるカフェイン含有量

では、コーヒーやエナジードリンクほどのカフェイン含有量ではないですが、お茶にはどのくらいのカフェインが含まれているのでしょうか。

改めてこちらの記事でも説明していきます。

  • 緑茶(Green Tea): 1杯(約240ml)あたり20-45mgのカフェインが含まれています。緑茶は一般的にコーヒーの約半分のカフェイン濃度と言われています。

  • 紅茶(Black Tea): 1杯(約240ml)あたり40-70mgのカフェインが含まれています。紅茶は緑茶よりもやや高いカフェイン濃度です。

  • ウーロン茶(Oolong Tea): 1杯(約240ml)あたり30-50mgのカフェインが含まれています。緑茶と紅茶の中間くらいのカフェイン濃度です。

  • 白茶(White Tea): 1杯(約240ml)あたり15-30mgのカフェインが含まれています。白茶は一般的に緑茶よりも低いカフェイン濃度を持っています。

 

緑茶を取り上げると、1杯あたり約20mgのカフェイン含有量なので、 1日の許容量200mgから計算すると、約10杯の緑茶を飲んでも問題がないことになります。

1杯240ml x 10杯=2.4Lなので、おおよそ日常生活では飲みきらないであろうことが想像できます。

コーヒーのカフェイン含有量は緑茶の約2倍(約40mg )なので、マグカップだと約5杯。よくコーヒーを飲む人だと、油断すると許容量を超えてしまいそうですね。

 

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4.まとめ

上記に記したように、お茶に含まれるカフェイン含有量は、他の飲み物に比べると比較的少ないので、短時間で2.4Lを超える緑茶を一気に飲まなければカフェイン中毒の心配は少ないことが分かりました。

しかし、繰り返しになりますがカフェインが体に及ぼす影響は個人差が大きいので、自身の体調とよく相談する必要があります。

特に妊娠中の女性や小さな子供など、許容量が少ない人の場合は、医師と相談しながらなど、気をつけて緑茶を飲んでくださいね。

 

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